みなさんおはこんばんにちは、安東です。
最近は一気に暑くなりましたね・・・
沖縄ではそろそろ梅雨入りとの事なので、蒸し暑さとの戦いが始まります・・・
さて、昨日はモデルハウス「青RINGO木上」にてパッシブデザイン塾を開催しました。
昨日も日中はとても蒸し暑かったのですが、モデルハウスの室内はヒンヤリと心地よく、窓を開けない方が涼しさを保てていたことに心の中でガッツポーズをしていました(笑)
さて、今回ご参加いただいた方から、
「窓のこだわりで温熱環境が大きく変わるということが印象的でした。」
という感想をいただきました。
実は、断熱性という観点からすると窓は弱点になりやすく、その性能を補おうとするとどうしても高コストになってしまいます。
だからといって、窓を小さく小さくしてしまうと、一年中エアコンをつけることでしか快適さを得られない住まいになりかねません。
そこで、窓についても適材適所の考え方を導入する必要があります。
その肝は何といっても「日射遮蔽(にっしゃしゃへい)」にあります。
日射遮蔽とはズバリ「夏の太陽を室内に入れないようにすること」です。
パッシブデザイン塾ではその方法を7つほど紹介しているのですが、その代表かつ必須項目が「適度な軒出(のきで)」です。
太陽熱の正体は、太陽光線に含まれる赤外線によって物質内の分子が震えて起こる摩擦熱なので、「そもそも太陽を室内にいれない」ということが肝要です。
↑80cmくらいの軒でもギリギリ何とかなりますが・・・
つまり、流行りの「軒ゼロ住宅」や軒の少ない家ではそれ以外の方法で日射遮蔽を行わなければならなくなります。
一番手っ取り早いのが「高遮熱タイプの窓を選ぶこと」なわけですが、そうすると大きな問題が生じます。
・・・そうです、冬に窓から温かさをもらえなくなるのです。
高遮熱タイプ(一般にいうLow-E)のガラスは上述の赤外線を遮断する機能があるので、光は通すけど熱は通さないという働きをします。
これでは南に大きな窓を開けても、暖かさをもらえず終いとなるわけです。
せっかくなら、陽だまりの心地よさを味わいたいですよね。
ということで一口に窓といっても、その選び方は非常に奥深い世界です。
ブログではなかなか網羅的にお話しできないので、詳しいお話は今後のパッシブデザイン塾にご期待ください~◎
(個別開催も受け付けてま~す)