【※注意※】今日はちょっとおセンチなことを書きたい気分です(笑)
みなさんおはこんばんにちは、安東です。
大分の梅雨入りは少し先延ばしのようですね。
先日、ホームページからお問い合わせいただいた方を初めて事務所にお迎えした時のこと。
「木楽舎さんはあまり自己主張していない感じがして、なんかイイです(笑)」
と唐突に言われました(笑)
実は、そう言ってもらえたのは嬉しいと同時に、どこかホッとしたようなところがあります。
最近では私たちのような住宅会社をはじめ、どのような業種であってもインターネットなどを通じて積極的に情報発信を行うようになりました。
もともとは狭い地域の中で相互補助的に成り立っていた各業種が、より広い地域で仕事を行うようになり、常に新しいお仕事を獲得するために日々しのぎを削っているわけです。
当たり前といえば当たり前ですよね。
より広い商圏でより多くのお仕事を得るためには、「自分たちは他と違って○○が得意ですよ~」とアピールして目立つ必要が少なからずあります。
ラーメン屋さんで言えば「私たちは麺へのこだわりが違います!」とか、
車屋さんで言えば「私たちの車は燃費の良さでは負けません!」とか。
私たち住宅業界でも、
「私たちの作る家は最高の性能を誇っています!」とか、
「私たちはデザインではどこにも負けません!」というようなアピール合戦が繰り広げられています。
もちろん、お客様からすればアピールしてもらった方が分かりやすいでしょうし、私たちも「木楽舎の住まいは最高です!」という言葉が喉元まで出かかっています(笑)
設計やデザインの勉強をしたり、お施主さんと打ち合わせをしたり、住宅ローンのことでとても悩んだり、それはそれは濃厚な毎日ですから、
「こんなに頑張っているんだから、少しくらい自慢したっていいじゃない?」と思ったりもします。
でもね、よくよく考えたら、そんな努力ってお施主さんからすればプロとして当たり前のことで、押し付けられるようなものではないような気がするわけです。
むしろ、「ど~だ?オレたちの作る家はすごいだろ~ぅ?」という自信満々な人が作る家だったら、きっと私なら住みたくないと思うわけです。
お施主さんがどれだけ満足して、どれだけ理想の住まいづくりを実現できたのかは、作り手の私たちからは想像することしかできません。
つまり、本当のことは分からないのです。
だからこそ、「自分が住みたい住まいはコレだ」という想いを道標にしていくしかないんじゃないかな、とつくづく思います。
これは社長も常々言っていることで、木楽舎のポリシーみたいなものですね。
もうすぐ完成するこの住まいも、昨年の今頃はお施主さんとプランバトルが繰り広げられていたことを思い出します(笑)
毎週のように打ち合わせたり、毎日のようにメールを交わす中で、妥協せずに想いをぶつけてきたという自覚だけが確かなもの。
住まいづくりであれ、ものづくりであれ、確かなものはそこにしかないのかな、と改めて感じます。
そんな想いを込めた住まいが、また新たに生まれます。
もしよければ、お越しください↓(またまた結局、宣伝かよ!!)