軒と庇の実用性

今日は午前中を中心に強い雨が降りました。

雨が降る度に思うことは、軒・庇の重要性です。

以前、専務が「夏に涼しい住まいづくりについて」という記事を書きました。

軒を深く出すことで太陽の光を遮り、夏に涼しい家造りを勧めるものでした。

(いつの記事だったか見返していたら、2019年5月の記事でした。もう一年以上前…。早い…!!)

 

涼しい家造りをする目的以外にも、軒・庇をしっかりつけることで、以下のような良い点があります。

①木製品・外壁の痛みを防ぐ

②洗濯物が濡れない

③軒下に物を置ける

④雨の日の活動範囲が広がる(専務記事にもありましたね)

 

①木製品・外壁の痛みを防ぐ

 木製品は雨に濡れると木材腐朽菌がついたり、膨張収縮の影響を受けたり、あまり良い影響を受けません。

ウッドデッキや木の外壁を長く使用していくために、雨から守ってあげる必要があります。

木以外の、吹付けやサイディングも水を当てないことが大切です。

比較的新しい家でも、軒が浅い家の場合、雨ダレによる黒い汚れが見られる場合があります。

また、サイディング外壁の場合は特に、継ぎ目部分に入れている防水用シーリング剤の劣化を遅らせる目的と、万一シーリング性能が切れている場合に少しでも壁に水が当たるのを防ぐため、雨を遠ざけるべきです。

 

②洗濯物が濡れない

 言わずもがな、軒を深く出してそこに洗濯物を干せば、少しの雨ならば洗濯物が濡れることがありません。

上の我が家の軒下、結構強い雨が降ってもウッドデッキの左右端が濡れるくらいで、ウッドデッキから1.5m程上に位置する洗濯物が濡れることはありません。

 

③軒下に物を置ける ④雨の日の活動範囲が広がる

 庭仕事をするかどうかにもよりますが、長靴・スコップ等・傘・自転車・三輪車など、外に置いておきたいけれど濡らしたくない物は思ったより多いです。

軒を深くとることで、外でもない内でもない空間を作ることができます。

物を置く目的でも、半外で活動する目的でも、軒を深くとってみることで生活の幅が広がります。

 

外でもない、内でもない、ちょうどよい空間作りを検討してみて下さいね…!!