夏に涼しい住まいづくりについて【体感温度編・極】

みなさんおはこんばんにちは、安東です。

先日モデルハウスとしての役目を終えた「由布の家」。

住まい手さんへのお引き渡しを前に、今日はお片付けに行って参りました!

こちらは片付け前(というか完成直後)の様子。

そして・・・

住まい手さんに購入いただいた家具などを除いて、スッポンポンとなりました。

これからプロのクリーニング屋さんによってピッカピカにされた後、お引き渡しとなります。

 

オープン以来、長いようであっという間だった3年間。

本当にいろいろなことがありました。

今日のような日が来ることは予想こそしていましたが、いざ迎えてみると、ちょっとね、おセンチ。

何はともあれ、新しい住まい手さんもとても素敵な方々なので、暮らしが始まった後もしつこいくらいにお邪魔しようと思います!(笑)

 

さて、今回は前回に引き続き「体感温度」のお話です。

皆さんは「快適6要素」を覚えていますか?(覚えていない方は前回の記事へGO)

 

前回は「空気温度・湿度・気流」の3項目に絞った体感温度を計算してみました。

今回はそれに「放射・着衣量・活動量」を加えた、計6要素でのシミュレーションについてです。

 

まず、「快適6要素」による体感温度を測る指標の一つに「予測不快者率(PPD)」というものがあります。

これは「その状態のときに何%の人が不快と感じるか」を表す指標です。

欧米人の体格を基に作られている指標なので必ずしも日本人向けとは言えませんが、ある程度の参考にはなります💡

 

それをまとめた表がこちら↓

(野池政宏 著「パッシブデザイン講義」より)

このグラフが表すのは、「室温が32℃を超えると窓を閉めようが開けようが、ほとんどの人が不快に感じる」ということ。

でも逆に、「室温が32℃に満たなければ、風通しによって多くの人が不快と感じなくなる」とも読み取れるわけですね。

 

「あれ~、結局、風通しの話かよ!」と思った方・・・スルドイ・・・

でも次回は、これ以外の要素が変わったときにどのような変化が起こるのか、数パターン紹介する予定なのでお楽しみに!

 

来月の見学会も、涼しい住まいですよ~◎