拝啓、屋根の上より。

みなさんおはこんばんにちは、代表の安東です。

 

台風で泣く泣く中止となった完成見学会の備品撤収に向かうついでに、竣工写真を撮ろうと思ったはいいものの・・・

カメラのバッテリーを忘れるというポカミスを犯すダメっぷり・・・

 

 

スマホでこれだけステキに写るので、一眼レフで撮ったらさぞかし・・・

後日、外構工事終わりに出直します🙇

 

 

さてその足で、木楽舎OBのお施主さんのご実家へ向かいました。

 

「実は実家が台風のせいで雨漏りしたんですが、

どこに相談すればいいのか分からなくて・・・

すみません、木楽舎さんとは関係がないのに・・・」

 

こんな時こそ、木楽舎魂!

ということで、水漏れした部屋の上部の屋根に上ります。

 

 

このお家はキレイな陶器瓦葺き。

壁からニョキッと屋根が付きだす部分は、当たり前ながら厳重に雨仕舞します。

 

こちらでも土居のし瓦(どいのしかわら・壁から水平に突き出す瓦)の上からのし板金を被せるという、ごくごくスタンダードな雨仕舞です。

 

土居のし瓦の下の空間にも、キッチリと詰めしっくいが入っています。

 

 

ここから雨水が侵入したわけではない・・・

もしかして、屋根の下地が悪くなっているのか・・・?

と不安がよぎったところで、原因が判明。

 

のし板金の一番サイドの部分の詰め物が脱落しているのを発見。

 

 

強い横風によって、ここから雨水が侵入した可能性が極めて高いことが分かりました💡

ということで、ここにしっかり詰め物をすることで様子をみることになります。

 

しかし、この場所にはしっかりとテラス屋根がかかっているし・・・

 

 

今までは雨漏りが起こらなかったそうです。

今回の台風がいかに強力であったかを物語っていますね・・・

 

その後、屋根全体を確認して、他の問題個所がないことを確認し、現場を後にしました。

途中見上げると、そこには瓦屋根が並ぶ平凡且つ美しい風景が。

 

 

災害に弱いイメージが独り歩きしている瓦ですが、キチンと計算し、キチンと施工すれば、これほど心強く、美しい素材はありません。

その辺りを掘り下げて、後日書いてみよ~かな~と思う、台風一過の夕方です。